ランナーの価値観について
あなたは、ランナーですね?
では、なぜ走っているのですか?
速く走れたからと言って、
賞金が貰えるわけでもありません。
(一部のレースではありますが、
恐らく私たちには遠く及ばない世界です。)
速く走れたからと言って、
会社での給料も変わりません。
速く走れたからと言って・・・
しかし、私たちは走ります。
何のためでしょう?
走ることに全く縁のない人から、
『お金払ってまで何でマラソンやるの?』
って言われませんか?
ランナーにとっては、マラソン大会に出るのに
参加料を払うのは当然です。
大会運営は、多くのボランティアの方に支えられているとは言え、
記録計測、先導、交通整理、給水、医療、保険など、
本当に多くの面で、様々な方の力を借りて成り立っています。
私も正直、マラソン大会で5000円以上も払うのは高い気もしますが、
マラソンを走らせて頂く身としては、
感謝してもしきれないくらいです。
大会の主役は、ランナーですが、
『ランナーが快適にレースを走るために、
働いてくださている方々への謝礼』
と思えば、安いくらいです。
レースを終えた後の【達成感】を味わうと、
参加費なんて、ちっぽけに思えてきます。
それ程までに壮大で、
未知の経験をさせてくれる場を提供して頂いたわけですから!
ここで、最初の質問に戻ります。
あなたは、なぜ走っているのですか?
私はゴール後の【達成感】にあると思うんです。
レースに出るまでは、レースのために練習します。
練習してきたことを全て出し切って、
目標を上回るタイムでゴールできたときは格別です。
あなたが、フルマラソンに初挑戦した時のことを思い出して下さい。
完走した後は、【達成感】がとめどなくあふれて来ませんでしたか。
今までの人生で、
『これ程までに頑張って何かをやり遂げたことがあっただろうか?』
そう思いませんでした?
マラソンの醍醐味はそこにあると思います。
マラソンをやらない人には、到底知りえないことですが、
マラソンをやったことのある人だけが味わえる特権です。
この気持ちをまた味わうために、
ランナーは何度でもマラソンに挑戦します。
当然、次回はもっといいタイムで走りたくなりますから、
更にトレーニングを積むわけです。
こうして、立派にランナーの仲間入りを果たします。
一度ハマってしまえば、
後は楽しくて仕方ないですから、
マラソンを速く走るための努力は惜しみません。
『人生は、マラソンを速く走るためにある』
と言っても過言ではない程の生活を送ります。
走らない人からすれば、理解不能で意味不明とも思える行動ですが、
やっている本人としては、
『なぜこの感覚が分からないの?』
っという感じです。
走らない人にとっては、
『疲れる』と言うのは生活において、
マイナスの要素でですから、
なるべく運動はしたくないわけです。
疲れる=ストレス
ですから。
一方ランナーにとっては、
走って疲れるのは当たり前です。
そんな事より、記録を更新することに意識が向いていますから、
疲れなんて全く気になりません。
ちなみに私は、走った後の程良い疲労感が好きです。
『気持ちいい』と言っても過言ではありません。
ところで、走ることで、体は様々なリスクを負う事をあなたはご存知ですか?
骨や筋肉のダメージは当然想像すると思います。
実はまだあるんです。
血管です。
【活性酸素】についてはご存知かもしれません。
ランナーは、たくさんの酸素を取り入れます。
取り入れた酸素の一部は、活性酸素に変化します。
活性酸素は、程よい状態ならば免疫力を高めますが、
増えすぎると、血管をサビつかせる原因になります。
若いうちは、抗酸化作用が働くので深刻なダメージは追わずに済みますが、
年齢を重ねると、抗酸化作用も衰えて、活性酸素に抵抗しきれなくなります。
ですから、
『ある程度年齢を重ねてから、マラソンを走るのは危険である』
という意見もあることは確かです。
しかし、ランナーにとっては、
そんなことはどうでもいいことかもしれません。
変な例えになってしまいますが、
酒飲みが
『酒を飲めなくなるくらいなら死んだ方がマシだ!』
っていうのと同じことだと思います。
『マラソンで寿命を縮めたとしても、
挑戦せずに長生きするよりはマシだ!』
そんなランナーにとって、もはや走ることは生活の一部ではなく、
生活の中心です。
私も、そうありたいと思いますし、
そんな熱いランナーが私は大好きです。
大学卒業と同時に、私は陸上競技を引退しました。
『もう、走ることはないだろう』と思っていました。
私は、走ることに全てを賭けてきた人間でしたから、
走ること以外に何が出来るんだろう?
と言う状態でした。
頭が良いわけでもないし、資格も持っていない。
大学を卒業した後に、私にできることなど何も見つかりませんでした。
色々考えた結果、
大学在学中から興味を持っていた
『料理の世界で頑張っていこう』と決心して、
調理師の道へ飛び込みました。
その後の話は長くなりますから、
もし、ご興味ががあれば、またお話しさせて頂くとして・・・
働き始めて数年後、
私が、走っていた事を知った職場の方から
ロードレースへの参加を誘われます。
私は正直、ロードレースに出るにしても、
真剣に練習して出たかったので、
あまり乗り気ではありませんでした。
過去の実績もありますし、
大会に行けば知り合いもいるわけですし、
下手な走りはしたくない。
でも、断れないお誘いでしたから、
渋々参加することになりました。
初めて参加したレースはやはり散々でした。
しかし、レースを重ねるごとに、
欲も出て来て、少しづつ練習をするようになります。
(年間に3大会くらい参加したと思います。)
次の年も夏場は全く走らなかったのですが、
秋になると少しづつ練習を始めました。
早めに準備を始めた分、
そのシーズンは、入賞争いに絡み始めました。
そして、その年最後のレースで、
年代別優勝をすることができたのです。
(ちなみに全て5㎞の部ですが・・・)
こうして、私は社会人になっても楽しく走れるんだ
という新たな発見をしました。
正直、部活でやっていた頃の記録には遠く及びませが、
それでも真剣に走ることで得られる
【達成感】をまた味わうことができました。
しかし、その後も、何度か走っては中断を繰り返しています。
家族が増えたり、役職が変わったりすると、
走れない時期もありました。
(走ろうと思えば走れたのかもしれませんが・・・)
現在は、少し落ち着いてきたので、
『また走ろうと思っています。』
長くなりましたね。
文中では、私はマラソンを何度も走っているかのように書いていますが、
実は、レースとしてのマラソンは未経験です。
ただ、大学生の頃は、マラソンでもそこそこ走れるくらいの練習をしていたので、
マラソンのレースについてもある程度『こういう感覚だ』と言うのは分かります。
(故障していない時は、月間700km~1000km走っていました。)
マラソンを何度も走られているあなたには、
怒られてしまいそうですが、
今年こそは、私も初マラソンに挑戦したいと思っていますので
お許しください。
本日も最後まで読んで頂き、
誠にありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
管理人:サブ3ランナー
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応援ありがとうございます!
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10 件のコメント
走るたびに記録も縮まって、毎日走ることが楽しくてしようがなかった時期もありました。
今は、思い通りにいかないこと、何で結果が出ないんだろうと思うこともたくさんあって、トレーニングするのがいやだなぁと思うときもあります。レースに出ても記録が後退することもあります。
それでもやっぱり走ること自体が好きですね、僕は(^^)
頬に風を受けて、地面からの反動を脚に受けて、鼓動と呼吸を聞き、身体の内も外も使って走っていると、たまらなく「生きてる」感がします。
この歳(46歳)になっても、自分の可能性を信じて、記録の更新にチャレンジしようと思える気持ちを持てること、そして実際にチャレンジできることは幸せなことだと感じています。
その先の達成感は、事前に十分すぎるほどイメージトレーニングしてるんですが、なかなか実現はしないところが、人生を感じさせますね(^▽^;)
言い訳もたくさんしてますが。。。
サブ3ランナーさんのマラソンチャレンジ、応援いたします!
たかちゃんさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
大変共感しました。
長いこと走っていると、伸び悩む時期も出てきます。
上手く行かないことも多々あります。
十分に準備したつもりが、思うような結果につながらなかった・・・。
良く言われますが、
『マラソンは人生の縮図のようですね^^;』
私も、マラソンの面白さを堪能していきたいです。
応援ありがとうございます!
サブ3ランナー
確かにゴールした時や記録更新した時の達成感があるからきつい練習にも耐えられるのかもしれないですね。
また、ランニングはある程度のレベルまでは練習成果がストレートに記録となって現れるから頑張りがいがありますね。
私も昨年の秋から本格的に練習を再開し、この年(41歳)になって久しぶりにストイックに打ち込めるものが出来て、生活にもメリハリが出来て来ました。
実は私もサブ3ランナーさんと同じでフルマラソン経験がまだありません。大学時代に出場した青梅マラソンの30キロでラスト2キロでボロボロになり、それ以来30キロ以上の距離への恐怖感があり、ハーフマラソンをメインに出場してきました。
でも、最近は練習で30キロ以上走る機会が増えてきたため、ようやく距離への恐怖感が薄れ、今年の秋にフルマラソンへ挑戦するつもりです。
いずれはサブスリーを達成したいですね。
内田 俊之 様
こんばんは。
いつもありがとうございます。
内田さんも、フルマラソンは未経験なんですね。
しかし、練習で30㎞越えを実践されているということは、
現段階では私よりかなり先にいらっしゃいます^^
私もしっかり走りこんで、今年の冬にはマラソンデビューしたいです!
お互いサブ3目指して頑張りましょう!!
サブ3ランナー
「なぜ走るのか?」
って、言葉で説得するのは難しいですよね。
だから、その楽しさを知ってる者同士で飲むと、格別なんですよね。
みんな独自の持論を熱く深く語って、時を忘れます。
大人になってから新しく友達を作る機会ってなかなかないですが、マラソンはその機会を与えてくれました。
歳も学歴も実績も関係なしに付き合える、貴重な友人たちに巡り合えただけでも感謝です。
ノーアイ様
こんばんは。
いつもありがとうございます。
>大人になってから新しく友達を作る機会ってなかなかないですが、
>マラソンはその機会を与えてくれました。
>歳も学歴も実績も関係なしに付き合える、
>貴重な友人たちに巡り合えただけでも感謝です。
おっしゃる通りです。
お仕事上でのお付き合いならば、
上下関係になってしまうような方であっても、
ラン友としては対等でいられます。
その方が、辺に気を使わず
お互い気持ち良く接することができますね!
私も、走ることを通して出会えた方々は【特別】です。
今後も、たくさんの方々と走る楽しさを共有できたら嬉しいです!!
よろしくお願い致します^^
サブ3ランナー
こんんちは。遅れてすみません。お誕生日おめでとうございます。32歳ですか。まだまだ若くて羨ましい。仕事も日常生活も勿論ランニングも充実した年であることを祈っています。自分にとってなぜ走るか?は今のところやり残したことを再度挑戦して、走ることの意味と目的を逃げずに見つけ出すことかな?と思うようになってきました。むろん、記録更新や日々の充実感もありますが、もっともっと広い視野でランニングライフを捉えられたら、いいかな?と思っています。そして、こうしてサブ3ランナーさんとも巡り合えたご縁を大事にして、さらに多くの方々とも巡り合いたいです。
因みに今日、自分は47歳になりました。サブ3ランナーさんとは1日違いですね。親近感を感じられてとても嬉しいです。
ota様
こんばんは。
いつもありがとうございます。
誕生日1日違いでしたか!!
おめでとうございます^^
大変嬉しいコメントをありがとうございます。
私も、ご縁を大切にします。
早く回復されて、また元気にトレーニングできることを
祈っております。
今後もよろしくお願い致します。
サブ3ランナー
初めてコメントします。
60過ぎまで、全く運動に無縁で、体を動かすのが苦手だったのですが、60過ぎたある日、突然、走ってみたい、走れるようになりたいと、頭にぽかんと浮かんで、マラソンクラブに入りました。月2回、5か月ほど通った時に、震災が起き、気持ちが沈み走る気持ちになれず、そのまま1年たちました。1年後、また走ってみようという気持ちになり、一昨年、去年と10キロの大会にでました。
2回しか大会に出たこともなく、ハーフもフルも走ったことがないし、クラブにも入らず、体調のよい時に月数回、数キロ走るだけの、ランニング生活ですが、走るということに出会って本当によかったです。
ブログに書いていらっしゃるような、一度はまってしまうと、後は楽しくてしょうがない、という境地にまだ到達できず、好きでないのに、走るのを辞める気にもなれないのは、何なのだろうとたびたび思います。
家族の応援、走った時の風や空気、たった10キロでも、大会で頑張った自分への、偉かったねの気持ち。これからも一年に1回か2回、10キロの大会に出ながら、細く長く続けていきたい、64歳のおばさんです。
ブログの記事、遅い私には縁遠い話が多いのですが、その中から、自分にもできそうなこと、見つけて、頑張っていきたいです。
昔、3日ぼうずの自分に嫌気がさし、根性のない自分を責めたこともあったのですが、ある人のブログに3日ぼうずだっていいんだよ、一週間たってまた始めて、また間があいても、また始めればいいんだよ、そうやって何年も継続できれば、3日ぼうずとはいわないんだよ、と書かれていて、そこから、自分を責めずに、ぽつぽつと、ここまでこれました。
どうか、読んでいるひとに希望と力と参考になることが、満載のブログ続けてください
ともななさん
こんばんは。
60歳過ぎてからのランニング、素晴らしいですね^^
私も、できることなら一生走っていたいです!
>好きでないのに、走るのを辞める気にもなれない
そうですか。
私も中学・高校のころ、そんな感じだったかもしれません。
ただ、速くなりたくて走っていましたが、
走ることそのものに対して、好きとか嫌いとか、
考えたこともありませんでしたね。
今では、走っている最中でも楽しいと思えることがあります。
震災を経験されて、まだまだつらいことも多いかと思います。
こんな私のブログが少しでも役に立てば、
嬉しいことこの上ないです。
私も、ランニングはもちろん、このブログを末永く続けていきます。
素敵なメッセージをありがとうございました。
私も力を頂きました。
サブ3ランナー